篠崎:
おはようございます!
FMだものをお聴きのみなさんに、スポーツや健康に役立つ“栄養の話”をお届けする番組です。今日もどうぞよろしくお願いします!
🎙篠崎:
本日も管理栄養士の篠崎とFMだものの藤本さんと一緒に、リスナーの皆さんからのご相談にお答えしていきます!よろしくお願いいたします!
🎙藤本:
では早速、今日のお悩みをご紹介しますね。
「私は70代の男性です。90代の母を介護する中で、自分自身も、できるだけ人のお世話にならずに元気に過ごしたいと思っています。ただ最近、筋力の衰えを感じることが増えてきて、不安を感じる場面も増えてきました。食事面で気をつけることがあれば教えてください」
ということで、今回は「介護されないための栄養の話」についてお話ししていきます!はい、こういったお悩み、最近とても増えている印象です。
🎙篠崎:
今回は「介護されないための栄養の話」についてお話ししていきます!
ただ最初に一つお伝えしておきたいのは、持病をお持ちの方は、まずはかかりつけ医の指示に従ってくださいね! 特に腎臓や心臓などに疾患がある方は、食事にも制限が必要な場合がありますので、ご注意ください。
🎙藤本:
はい、大切なポイントですね。では、介護予防のカギとなる「食事」のお話に入っていきましょう!
🎙篠崎:
はい。最近よく耳にする「フレイル」という言葉、ご存じですか?
これは「虚弱」という意味で、加齢とともに体や心、そして社会的なつながりが弱くなっていく状態のことを指します。実際にはフレイルのチェックリストがあり詳細にみていくのですが、事前に予防したい症状だと思います。
🎙藤本:
最近、市町村の健康教室なんかでもよく聞きますよね。
🎙篠崎:
そうなんです。
そして、このフレイルを予防するうえで、とても大事な栄養素が**「たんぱく質」**なんです。
筋力が落ちると、転倒や寝たきりのリスクが高まるので、まずは筋肉の材料になるたんぱく質をしっかり摂ることが大事なんです。
🎙藤本:
でも、「しっかり摂る」って、具体的にはどれくらい摂ればいいんですか?
🎙篠崎:
はい、目安としては体重1kgあたり1gのたんぱく質が必要とされています。
つまり、体重60kgの方なら、1日60gのたんぱく質が必要ということですね。
(※腎機能に問題がある方はこの限りではないので、医師の指導に従ってください)
🎙藤本:
なるほど〜。ということは、1食で20gくらい?
🎙篠崎:
その通りです!例えば、よく見かけるサラダチキン(バータイプ)1本でだいたい20g前後のたんぱく質が含まれています。
なので、特に気をつけたいのが朝食。
「パンだけ」「コーヒーだけ」なんて方も多いと思いますが、それだと明らかにたんぱく質不足です!
🎙藤本:
あ~思い当たる人、多そうです!
🎙篠崎:
そうですよね。皆さん今日の朝ごはんどんな感じでしたか??
ぜひ、今から朝ごはん食べるよ~って方は朝食にはぜひ卵、納豆、ツナ、厚揚げなどを加えてみてください。簡単にたんぱく質がプラスできますよ。
🎙藤本:
朝からたんぱく質を意識するだけで、筋力の維持にもつながって、介護予防になるってことですね。
🎙篠崎:
はい、日々の小さな積み重ねが、将来の自立につながります!
今のうちから少しずつ意識していきましょう。
ということで今回は、**「介護されないための栄養の話」**をお届けしました!
リスナーの皆さんのご相談も、引き続きお待ちしています!また、TETRASPORTSのインスタグラムでは栄養に関する情報発信をしています。ぜひチェックしてみてくださいね!
それではまた来週お会いしましょう!この後は生放送のおはようだものです!そのままお聞きください!